ヒーリング(癒し)効果に応用
人は「病」を通して、なにかの気付きを与えられることがあります。それが、「病」そのものの「意味」だとすると、体に現れた「病」という信号は、心理面になにかの問題があることを示していることになります。
現代人は忙しすぎて「瞑想」的時間を持つ余裕がありませんが、これは自分の心を見つめ直すためにはよい習慣だと思います。瞑想と聞いて、宗教的なイメージ(そして、違和感)を持たれるなら、それを「内省」といってもよいのですが、自分の心理と向き合う姿勢こそ、あらゆる「病」を断ち切るための最初のステップだと思うのです。そして、昔から瞑想は月夜の晩に好んで行われていました。
「ハタヨーガ」というヨーガの行にも『月の礼拝』と呼ばれるものがあるそうです。その行では、満月の4日前から月の光の下で、月に向かって礼拝するといいます。ちなみに、ハタの「ハ」は月を意味し、「タ」は太陽を意味しているとのことです。
ところで、月齢の周期によっては、よく眠れる期間とそうでない期間というのもあるようです。つまり、月齢と睡眠時間との関係ということです。新月や満月の期間は体を緊張させる傾向にあるので、むしろ上弦や下弦の期間における、体を弛緩させる時期のほうがよく眠れそうです。特に月光がフェード・アウトする下弦期は休養期に適しているので、この期間なら深い睡眠が可能でしょう。病や外傷の際の治癒は、どれだけ深い睡眠を得られるかにも掛かっています。深い睡眠は癒しを促進するからです。
だから、量的にも質的にも良い睡眠は下弦期で得られるので、治癒効果もこの期間に増すでしょう。月齢の周期は、また呼吸の質とも連動しているといえます。この場合もやはり、いちばん深く落ち着いた呼吸は、下弦期のとき得られやすいでしょう。
また、満月期における呼吸は通常の意識状態のものと違って、変性意識状態をもたらしやすいように呼吸の質が変わるかもしれません。それが月夜の晩にはさらに促進され、睡眠時に作用することで、人は『ルナティック・ハイ』に陥るのではないでしょうか。
うたた寝している時に、満月からの月光を浴びることで、ある男性はほんとうに狼男のようになるかもしれません。しかし、これもまた、月による心理的な浄化プロセスであり、一つの治癒促進効果なのかもしれないのです。
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